EOY2019

第19回 EY Entrepreneur Of The Year Japan 2019 受賞者: 隈 扶三郎 氏

隈 扶三郎 氏

"ハニカム"で世界の空気問題に挑む

  • 隈 扶三郎
  • 株式会社西部技研
  • 代表取締役

環境保全、省エネルギー、先端テクノロジーを事業ドメインに、"ハニカム"ローターをコア部品とした産業用特殊空調設備である、デシカント除湿機、VOC濃縮装置、全熱交換器等の製造販売、アフターメンテナンスを行う。国内のみならず、スウェーデン、米国、中国にある子会社を通じて世界中に販売網を有する。

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プロフィール

1964年生まれ。1987年に株式会社西部技研へ入社後、業務研修のため総合商社へ出向し、米国駐在を経験する。その後、株式会社西部技研 東京営業所勤務、専務取締役 営業本部長を経て、2002年に代表取締役に就任。
2014年 春の藍綬褒章 受章。2016年 在福岡スウェーデン名誉領事 拝命。

起業に至った動機

当社は私の父が設立した会社である。1997年に父が急逝した後、共同創業者である母が社長となり、その後2002年に私が社長に就任した。社長就任時、経営経験に乏しかった私は試行錯誤の中から、目標を社員と共有し、その実現のために中期経営計画を策定、PDCAを回すべきとの結論に至り、種々の施策を講じてきた。
そのような中、リーマンショックの影響を受け、2009年度は私自身初の赤字を経験することとなった。その間、絶望感に苛まれる日々を過ごしながらも、実行中であった投資を続ける決断をした。その結果、翌年度は業績のV字回復を達成することができたが、この経験から経営者として本質的な学びを得たのも事実である。

アントレプレナーとしての信念

今年創立54年目となる当社のビジョンは「100年企業を目指す」である。その実現に向けて、私自身も経営理念「独創と融合」に基づき、当社に関わる方々それぞれの独自性と創造性を尊重し、それらをあらゆる次元で発展的に融合していく事で、新しい価値創造へのチャレンジを続けている。自社開発のデシカント除湿機、VOC濃縮装置、全熱交換器といった機器を、事業ドメインである環境保全、省エネルギー、先端テクノロジー分野で適切な形で提供していく事で、グローバルな社会課題を解決していく事が当社のミッションである。また私自身は、創業世代がゼロから起こし10まで育てた当社を継承したが、できればそれを100にまで伸ばして、次世代へバトンを繋いでいきたい。


株式会社西部技研 イメージ